4日目:東北 第一次イモニ戦争

こんにちは!

 

山形出身、25歳の安孫子(あびこ)です。

珍しい名字と言われますが、私の出身地の寒河江(さがえ)市ではメジャーな名字です。

 

HDEにジョインしてまだ3週間です。よろしくお願いします。

 今回は私の出身、東北に広まる「芋煮会」という文化についてお話ししたいと思います。

 

まずは芋煮会って何?という話ですが、写真で見てみましょう 。

 

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ご覧いただくとわかるんですが、秋に河原でBBQ感覚でみんなでワイワイやるのが文化です。味はすき焼きのたれを少し薄くした醤油ベースの汁に牛肉、里芋にねぎ、きのこ、ごぼうなど季節の野菜を入れて煮るものです(これは山形風)。

 

  • イモニ戦争とは?

さて、ここまでならただの郷土料理に過ぎないのですが、この「芋煮会」の解釈が地域によって違うので、東北人同士で言い争いになることがあります。これを「芋煮会論争」とか色々呼ぶのですが、語呂が良いので私は「イモニ戦争」と呼んでいます。

 すなわち、材料については「牛じゃなく、豚だ。」とか、味付けに対しては「醤油じゃなく、味噌だろ。」と、地域によって解釈が大きく異なります。

名称についても論争があり、ちなみに、福島では「きのこ山」と呼ばれているそうです。なんだよ芋関係ねぇじゃんよ!きのこの山かよ!

秋田では「鍋っこ」と呼ぶそうです。もう食材限定すらしてねぇよ!

やはり山形県が「芋煮会原理主義県」。文化の中心地らしいですね。

 

純朴な東北人なので、やると決めたら一直線にひた走ります。

その証拠がこちら。山形で毎年9月初旬に開催されている「日本一の芋煮会」です。

 

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里芋3トン、牛肉1.2トン、ねぎ3,500本、ねぎ3,500本、醤油700ℓ、水6トンと、材料の量も半端じゃありません。材料混ぜるのにショベルカー使います。これ、専用のショベルカーが用意されてて、ギアには機械油じゃなくて、サラダ油で潤滑させてるみたいです。

 

ちなみに、2010年の開催時、気温が34度を超えていたらしく、参加者の多くが熱中症ぎみになりながらも、出来立ての芋煮をハフハフしていたとか、いないとか。これも東北人の純粋さを表すエピソードですね。まさに生死をかけた戦争の様相です。

 

このように東北人は芋煮会という文化に大変に力を入れており、色

ぜひ東北に旅行される方は秋の時期に、芋煮会をご賞味いただければと思います。

 

ハンニバルもびっくり!ありがとうございました。

 

P.S.芋煮会の季節は秋ですので来年は、社内で企画させていただきたいと思います!